こんにちは。
今これを読んでくださっている方は、旦那さまが転勤族で『なかなか自分は正社員で働くのはむずかしい』とお考えになったことがあるかと思います。
以前下記の記事でも書いていますが、働きたい転勤族の奥さまたちにとって、フルタイムのお仕事の選択肢として多いのは“派遣社員”だそう。
派遣会社って色々あるけど、どこを選べばいいの?
そんなお悩みをお持ちの方に、今日は派遣会社の選び方についてお伝えしていきますね。
私も派遣社員として働いたこともあれば、正社員で勤めていた会社で色々な派遣会社から派遣社員受け入れをしていましたので、経験をもとにお話しできればと思っています。
全国展開している派遣会社
派遣会社は日本全国どこにでも支社がある大きな会社もあれば、それぞれの地域に特化した地元の派遣会社もあります。
結論から言うと、個人的に思うベストな方法は
全国対応の派遣会社で続けることです。
家族や旦那さんが転勤族で色々な地域にお引越しする方にとって、全国に対応している派遣会社はメリットを感じられることが多いと思います。
まずはその理由を説明して、後ほどおすすめの3社をピックアップしていきますね☆
(PRでもなんでもないです。笑)
そしてこの理由の詳細についてです。
引き継ぎができる(評価や時給UPも!)
私は以前大手の派遣会社でお世話になっていましたが、引越しが決まった後も引越し先の営業所へ引き継ぎを行ってくれて、転居後もその管轄の担当者からご連絡をいただきました。
お仕事の紹介にとどまらず、スキルや社内の評価までしっかりと伝えてくれていました。
前の派遣先での評価により時給を上げていただいていたこともあり、次の派遣先でも時給アップにてお仕事がスタートできるという案件もありました。
また、周りを見ても同じ派遣会社で長く続けているほど時給交渉が叶っている人が多かったです。
なかなかキャリアが望めない転勤族の家族にとって、自分の頑張りが評価されて反映されるのも嬉しいですね。
これは全国にあり、且つ同じ派遣会社で継続しないと受けられない恩恵です。
そしてそれができるのも、全国展開している大手の派遣会社の強みです。
全国展開している大手は登録者数も多い◎
色々な地域に引越しが多い人は、登録スタッフが多い会社を選ぶほうがいいかなと思います。
派遣先の規模にもよりますが、登録スタッフが多いと就業先に同じ会社からの派遣社員がいることもあります。
派遣会社によってタイムカードのような時間管理の方法も異なりますし、締め作業など何か分からないことがあったときに同じ派遣会社から来ている人同士に聞いたり教えたり・・・という光景がよく見られます。
知らない土地で新しい仕事を始めるときには不安もあるでしょう。
そんなときに助けてくれる・分かってくれる人がいるのは心強いと思いますよ✨
派遣先が派遣会社を絞っていくこともある
あまり言いたくない事実ですが
企業からすると正直いろんな派遣会社を使うほど、事務処理が増えたり手続き・担当者とのやりとりに時間を割かなければならなくなります。
このため企業側は少ない派遣会社でまかなうため、少人数の派遣社員の会社を切っていく・・・ということが実際に起きたりするんですね。
企業側も派遣会社頼りのところがあるのですが、そういう意味でも登録者が多い派遣会社を選んでおくほうが堅いかなと思いますよ。
派遣会社から正社員の声がかかることも
派遣社員として働く中で、派遣会社側からその派遣会社の「正社員にならないか」とお声がかかることもあります。
私も声をかけられたこともあるのですが、派遣会社の営業や事務として転勤族の奥さまも数名働いていたんですね。
その理由は私たちと同じように「転勤族だから正社員になるのは現実的ではない。」というもの。
全国に営業所があるので、それも見越して正社員になっている方々がいました。
「いつ転勤になるか分からないから助かる。」とおっしゃっていたことを覚えています。
実際に私を担当してくださっていた営業担当も元々はその会社の派遣社員でした。
その方はキャリアや労務に関する資格を沢山持っていたので、派遣会社で働き「やりがいがある」と感じられていたようです。
このように、働く人の悩みが分かるからこその人材会社だろうなと思います。
このような理由から、全国どこでも対応している派遣会社はやはりおすすめです☆
派遣会社によって同じ仕事でも時給が異なる(※交通費も確認)
転勤族のご家族で派遣社員を選ぶ方は「登録型派遣」が多いかと思います。
女性が働く場合の登録型は、時給制が最も一般的ですね。
派遣に詳しい人はご存知かと思いますが、同じ派遣先で同じお仕事でも、派遣会社によってお給料が変わってきます。
これは派遣先が派遣会社に支払っているお給料が派遣会社によって異なる場合もあれば、派遣先が同じ分だけ払っていても派遣会社の取り分・派遣社員に支払う分を決めているため、派遣会社によっても変わってくるんですね。
いくつかの派遣会社の求人内容を見ていると、同じ求人と思われるものが出ていたりします。
登録をしなくてもネット上で求人内容を見られる会社がほとんどです。
もちろん非公開・登録をしたことで紹介してくれるお仕事も沢山ありますが、単なる時給の比較はできると思いますよ。
時給が異なることもあるので確認してみてくださいね。
しかし交通費の関係で「1日いくらまで」など、その金額が会社によって異なる場合もあるため
単に時給で選ぶだけでは結果的に損をしてしまうこともあります。
交通費が支給分範囲では足りない場合は、その辺もよく見ておきましょう。
2020年までは派遣会社によって「交通費支給の有無」がバラバラでしたので
・「交通費がなくて時給が高い会社を選ぶか」
・「交通費があるけど時給が低い会社を選ぶか」
派遣社員たちはそんな話をしていました。
これも「どちらが良い」と一概に言えないもので、派遣先までの交通費を自分で払っても時給が高いほうが得をする人もいれば、交通費が高いので交通費を支給してもらうほうが結果的に得な人もいたんですね。
※派遣先で時給の話はしないこと
時給の話をすることはトラブルにつながります。
例え同じ派遣会社でもです。
先ほど書いたように、同じ派遣会社から同じ部署・同じ仕事に派遣されていても、勤続や仕事ぶり、派遣先の評価によって時給が変わることもあります。
例えトラブルが起きなかったとしてもそれを知り、中には『なんであの人の方が時給が高いんだろう』と心の中で思っている人もいるかもしれません。
また「時給が上がらない」と文句ばかり言っていたり、しつこいぐらいに時給アップの交渉をする人がたまにいます。
少し厳しい言い方をしますが、そういうことをしない人のほうが真面目で頑張っている人が多いです。
そしてそう言う人には時給を上げたくなくなるのも人間の心理です。
なので色々な意味で、時給については言語道断ですよ。
おすすめ3社
それでは個人的に『どこに行っても大丈夫だ』と思う派遣会社をあげていきますね。(五十音順)
次に派遣会社別で得意ジャンルをあげてみました。
ご自身の興味やスキルに合わせて参考にしてみてくださいね。
派遣会社 | 得意ジャンル | イメージ |
テンプスタッフ | オフィス系・販売系など | サポートが手厚い |
パソナ | オフィス系・IT系など | 外資系企業・高時給も多い |
リクルートスタッフィング | オフィス系・介護など | 真面目で万能 |
スタッフサービス | オフィス系・IT系・介護など | リクルートと統合後評判が良くなっている |
アデコ | オフィス系・資格を持っている人 | 資格・事務系の仕事に強い |
ランスタッド | 製造系・工場・物流など | 作業系に強い |
今回は有名どころ数社をあげましたが、もっと専門的な仕事を取り扱う派遣会社も沢山ありますし、中には上記の派遣会社でも、さらに細分化して専門的な職種の派遣を行っている子会社も多くあります。
先ほどのピックアップ3社の業種・職種から選べるページを貼っておきました。
よかったら参考にしてみてくださいね。
派遣会社によって異なる対応
先ほどから何度も全国に対応している大手と言っていますが、このような派遣会社も毛色・雰囲気はちがいます。
例えば営業担当との面談についても、このような差があります。
A社:結構な頻度の面談が必須
B社:希望の時だけ面談をさせてもらえる
C社:契約更新の時だけ面談あり
D社:契約更新の時も会わずに書面のやりとりのみ
もちろんどの会社でも色々な人がいますが、どれが合うかは人によって異なります。
あまり喋りたくない・放っておいて欲しい人は面談を嫌がりますし、相談事があっても言うタイミングがないと悩む人もいるんですよね。
ただ派遣社員側からは
「よく連絡をくれる」「何かあったときに相談しやすい」「あの担当は全然何もしてこない」という言葉は何度か耳にしたことがあるので、距離感が近いのは結構大きなポイントかもしれませんね。
迷った場合はいくつか登録してもOK
派遣会社は登録したら、必ずしもその会社のお仕事をしなければいけないわけではありません。
会社を迷う場合はいくつか登録して様子を見てみるのも方法です。
実際に短期でもお仕事をしてみて、最終的に自分に合った会社を見つけていくのもいいと思います。
そっか!何社か登録してみようかな。
会社によっては登録後に営業の連絡が多々ありますが、、、相手もお仕事なので目をつぶってあげてください(笑)
地方の派遣会社もあり◎
ここまで散々全国に対応している派遣会社について書きましたが、地方それぞれにしかない派遣会社でも穴場のところがあります。
なぜかと言うと「基本的に地元の派遣会社しか利用していない」という会社もあるからです。
そしてこれ、意外とホワイト大企業でもやっているところもあるんですね。
もちろん大手でなくても、地元で働きやすい会社は沢山あったりします。
地元の派遣会社とメインで契約をしている会社からは、大手の派遣会社には求人情報がなかなかいきません。
「この会社で働きたい」と思える会社を見つけたら、直接ホームページの採用情報を見たり問い合わせをしてみましょう。
そのような会社の管理職や人事担当者からすると、やはり派遣社員の中にも優秀で『社員になってほしい』という人がいるようなんですね。
実際は同じように旦那さんの転勤があったり、“派遣”という働き方を選んでいる理由があるのですから断られることも多いそうですが、転居してもリモートで続けられる正社員だったら良いですよね。
今のところ私の知っている範囲で、派遣から正社員になってフルリモートの方はあまりいないようですが・・・
もし事例があったら教えていただけると助かりますm(_ _)m
派遣社員で時短勤務のワナ
登録型の派遣でも、中には1日6時間勤務や週3日などの時短勤務が可能なお仕事もあります。
しかしこれ、実は様々な条件があったり、社会保険に加入が認められないギリギリの時間で設定されているとか、被扶養者が扶養範囲内で収められるように時給が非常に低く設定されていることがあるのです。
分かりにくいので例を挙げます。
(例)時給1,500円の場合
1日6時間×週3日の週20時間未満で働くと・・・
社会保険に入れず、年収は130万円を超えてしまう
↓
これを避けるため、時短の人には時給を下げることがある
このように、フルタイムの人が時給1,500円で働いている同じ仕事でも、扶養内で働く人が時給を下げられることがあるんですね。
派遣社員は時給だけで見ると相場が高いですが、場合によってはパートと差がないということにもなります。
社会保険や税金の控除・・・色々計算するとどれが得かは人それぞれ。
そう考えると良いか悪いかは考えものですね。
派遣社員は育休・産休もとれたり時短勤務も認められていたりするので、変化するライフスタイルにとっては非常にありがたいですが、こういうこともあるのです。
一つの派遣会社で続ける中で割り切るか、割を考えてその時いちばん損をしない働き方を考えるかはむずかしいところでもあります。
何かありましたらご相談ください。
一緒に考えましょう✊
今日のまとめ
本日は長々と派遣会社について語りましたが、簡単にまとめていきます。
派遣社員は様々な会社・人・仕事に出会えます♪
たくさんの経験をしていくことで視野も広がり、人生が豊かになっていくでしょう。
『毎度のこと仕事を覚えなくてはならない。』と感じたときは、ポジティブな面もぜひ思い出してみてくださいね。
私の現在のお仕事はこう見えてメンタルケア心理士・カウンセラーです。
転勤についていく中、精神的に病んでしまう人がいるのも事実です。
何かお困りごとがあれば、お問合せフォームからでもご相談承ります。
今回の記事では、派遣会社についてご紹介させていただきました。
何か参考になれば嬉しいです🌸
それではまた。