私キャリアコンサルタントではないんですが、なぜか知り合いや友人から仕事の相談をよくされます。
恋愛の相談とかあんまりされないのに(笑)
まぁそんな話はさておき、『生き方』については物心ついた前からずーーっと考えてきたので、ある意味“働くこと”が“生き方”なら繋がるのかもしれないですね。
一言で言っても『働く』って、どこかで雇われることだけでもなく、自分でビジネスをするだけでもなく役目のようなもので、“母親”がお仕事の方もいれば、“専業主婦”も“フリーター”もそれぞれ立派なお仕事だと思っています。
今日は一般的に言われている『働く=仕事』についてお話していきます☆
どんな風に何のお仕事をするかって、人によって選ぶ基準がちがうんですね。
・とにかくやりたいことをしたい
・やりがいはあまり感じないけど安定したい
・人間関係がいい職場で働きたい
・自分の時間を多く作れる環境がいい
・バリバリ稼ぎたい
・成長していきたい
どれも人によって様々で、正解・間違いがないものです。
自分自身でお仕事をする上で重視したいところが分かっていればそこまで悩まないのでしょうが、たまにこんな相談を受けることがあります。
「やりたいこともありません。」
「働きたくないです。」
「何がしたいか分かりません。」
しかしこんな人とお話していると、
『あれ?全然そんなことないじゃん。やりたいことあるじゃん。』
という結果になることがよくあるんですね。
では、それに気づけた時の会話を、対話形式で紹介していきます。
深堀りしていく
【例:後輩の独身女性Aちゃん(婚活中)】
A:「働きたくないんです。」
私:「働きたくないならそれでいいんじゃない?
家事や子育ても立派なお仕事だから、その価値観が合う人を探してみるのもありだし。
家庭で旦那さんを支えたいの?子どもが欲しいの?」
A:「子どもが大好きなんです。」
私:「そっか。子育てに専念するって選択肢もあるよね。」
A:「うーん、でもそう言われると、自分の子どもが欲しいって言うより子どもたちを助けたくて。私よく周りに保育士向いてそうって言われるんです。」
私:「そうなんだね。あなたは自分でどう思うの?」
A:「いや、子どもは大好きだけど直接関わるのは苦手で・・・」
私:「じゃあ、どんな風に子どもを助けたいって思う?」
A:「身寄りのなくなった子たちに居場所を与えてあげたいんです。」
私:「なるほど。それって直接関わらずにできる方法、何かないかな?」
A:「あ!そうか。そういう施設に携わるお仕事もありますよね。」
私:「そうだね。私の友達にもいるよ。」
A:「探してみます!!」
この後輩ちゃん。
最初はいつも「働きたくない」「やりたいこともない」って言ってたのに、ちゃんとお話してみたら自己完結しちゃったかのように『やりたいこと』が分かったみたいです。
彼女は「働きたくない」のではなくて、『働き方がわからなかった』のです。
その先まで考えたことがなかっただけで、よく考えてみれば自分のやりたいことにも気がついたようですね。
時間もお金も無限だとしたら、どんな風に貢献や提供をしたい?
次にご紹介するのは、「やりたいことがわからなかった」Bさんの例です。
【例:やりたいことがないから“とりあえず”で働いてる友人B】
B:「〇〇(筆者)もそうだけど、やりたいことやってる人ってどうやって見つけるの?」
私:「もし時間もお金も無限にあったとして、そんな環境で自分が誰かや何かのために貢献したり、与えられるとしたら何する?」
B:「あー、えっとねぇ、動物のお世話とか保護とかそういうのかな。」
私:「それ、やりたいって思う?」
B:「え?あ、やりたい。でもなんで?」
私:「私も昔同じことで悩んだ時に、何かで読んだことあるんだよね。そうやって考えてみると、仕事にしたいこととかやりたいことが分かるらしいよ。」
B:「うわー、ほんとだ。今まで考えたこともなかった。
でもすぐに仕事にするってわけにはいかないよね。」
私:「そうそう、だから私も生活するための仕事は別でしながら、やりたいことやってたんだよー。すぐに本職にしようって思わなくてもいいんじゃない?それでもやりたいことやってると、心持ちが全然ちがうし、結果的に仕事にもなったよ。」
B:「すごーい。いいこと聞いた♪てか私やりたいことあったんだ。」
私:「そうだね。やりたいことあったんだよ。よかったね!」
友人Bはやりたいことを見つけたようです。
そしてこの問いで、自分の使命に気づく人もいるみたいですよ。
やりたいことがなくてもいい
ここまでやりたいことが分かる方法を2つご紹介しましたが、大切なことがあります。
「やりたいことがない」ことは全く問題ありません。
「やりたいことがない」自分を責める必要もありません。
やりたいことがないならそれでも良いのに、誰かと比べて「自分には何もない」と思ってしまうことの方がよろしくありません。
無理に“自分らしさ”を見つけようとしなくてもいいのです。
幸せに生きている人に「やりたいことやってますか?」って聞いた時に
「やってるよ!」と言える人ばかりではありません。
それでも自分らしく生きている人はたくさんいます。
いちばん良くないのは、活躍している誰かを見て自信をなくしたり落ち込むこと。
活躍しているのが成功とは限りません。
平凡な暮らしが幸せだと思えば、それはその人にとって成功ではないでしょうか。
誰かと比べすぎず、どんな時も自分を大切に♡
そうやって生きていれば幸せになれます。
心配しなくても大丈夫です。
今日はそんなお話でした。またね。