こんにちは。
以前下記の記事にて
⑥怖がらずに思ったことを言ってみる、断ることを覚える【コミュニケーション編】
について発信させていただきました。
以前からもたまにお話していますが、私自身昔より自己肯定感のような感覚も高くなりかなり生きづらさは減りましたが、それでもまだまだ未熟なところばかりで、『正直怖いなぁ〜』と感じることもよくあります💦
そんな中で最近新たに
怖がらずに思ったことを言ってみる、断ることを覚える【コミュニケーション編】
に通じる出来事を実践してみたことがあったので、その結果を踏まえて書いてみたいと思います。
今回私が経験したお話は、お仕事に関することです。
いつも都合よく使われてしまう
お仕事などでいつも“他人の言いなり”になってしまうことありませんか?
心の内では納得できなかったり、本当はやりたくないけど
『評価が下がってしまう・・・』『嫌われたくない』『次につなげるためには素直にここは聞いておこう』などと断ることができないという方は非常に多いと思います。
また、転職を考えているけれど『会社に迷惑をかけてしまうのではないか』『次の人が見つかるまでは辞められない』というお話もよく聞きますね。
そうこうしている内に『結局何年も経ってしまっていた・・・』『心が壊れてしまった』という方も少なくないはずです。
私もどちらかというとYESマンのところがあり、いつも自分を犠牲にし無理をしてしまうタイプでした。
頭では分かっているんですよね。
『自分の代わりなんていくらでもいる』『職場側は止める権利はない』ということは。
それでも様々な理由や不安から、パンクしそうでも色んな案件を引き受けてしまったり、自分の要望は一切伝えられないことがよくありました。
舐められないようにするために時々はっきりと意見を言ってみたこともありますが、周りからの「この人ならやってくれる」イメージはなかなか変わらなかったりするんですよね。
足元を見られている感じです。一言で言えば「便利・・・」。
怖かったけどやってみたら意外な結果に・・・
しかし最近、お仕事でどうしても妥協できない部分があったので、過去の自分では考えられない程はっきりと“お断り”をしてみました。(そもそも妥協できない所が見つかるようになったのも、自分を大切にできるようになってからです。)
正直怖さはありましたが、自分を大切にできるようになってきたこともあり、勇気が出せました✊
言う前に『どんな返事が返ってくるかなぁ』『言った後あからさまに態度変えてきたら嫌だな・・・』『嫌がらせされたらどうしよう』など色々な想像をしていました。
そして実際覚悟もできていたのですが、返ってきた言葉は意外なものでした。
(ひとつ前の記事でも書きましたが、“他人の目”というのはつまるところ、自分が想像した世界なだけであり、実際はわからないものなのです。)
条件や内容をいくつか提案しながら、
「こういう風にしたらやってくれるか」
「このパターンだったらどう?」
「どういう内容にしたらできる?」という風にです。
私の予想は良い意味で外れましたよ♪
恐らく上や先方も「断られるのは困る」と思って下さっていて
私自身も「このままでは自分がつぶれる」と感じていたので
条件や内容も理想に近づきましたし、お互いWIN-WINになったんですね✨
ただひとつ注意点があり、はっきり断ることができないお人好しさんは、少し時間が経つとまた状況が元に戻ってしまうことがあるので、流されないためにも自分を確立するトレーニングをしていきましょう。
先ほどご紹介した記事でも
「自分ができるようになってから気づいたのですが、誰もが結構色んなことを言ってます(笑)思っているよりも自由でいいのです♪真面目で神経質だと「これは言うべきではない。」と考えることが多いですが、あまり深く考えすぎないようにしましょう。」
とか小生意気なことを言っていますが、やはり恐れていたことは起きませんでした。
まぁ覚悟もできていたので何を言われても心の準備はできていたのですが。
でもこの行動自体が、自分を大切にできるようになる前は絶対できなかったし、お仕事関係で相手に自分の気持ちを伝えるなんて発想もありませんでした。
我慢してでも全て引き受けていれば、丸く収まると思っていたからです。
しかし無理を続けて病んでしまったら、元も子もありません。
自分を守るのも自分です。
過去の経験やトラウマによって『自分の意思を伝えたら嫌な目にあう』『断ったらひどいことをされる』と思ってしまうのは仕方ないですが、そうではないことを体感することでその思考グセや考えも少しずつ変わっていくでしょう。
とっても怖いのは分かりますが、そういう場面に出くわしたら逆に自分を変えるチャンスですよ✨
感じたままに生きると楽になる
自分を大切にできると、自分がどう感じているか気持ちが分かってくるようになります。
その中で少しずつ自分が「不快」だと感じるものを、避けるようになっていくんですね。
そうするともっともっと自分の声・気持ちに正直に生きられるようになるので心地良くなるのです。
もし私と同じように、自分を犠牲にしてまで何でもかんでも引き受けてしまったり、断ることができない方は、一度立ち止まって胸に手をあてて聞いてみましょう。
「本当に自分はやりたいのか」
「やったほうがいいとしたら、それは誰目線での判断なのか」
もしここで、自分自身が「No」と言っていることに気づいたらその気持ちを大切にしてあげましょう。
繰り返すことで自分の本心に気が付きやすくなります。
言われるがままにすることは優しさではない
例えばサービス残業や休日出勤が続いても良いと思っている人、断ることもせずやってあげてしまうこと、それは優しさではありません。
組織や先方からも扱いやすく「助かる」のは事実だとは思いますが、『それが美徳』と言う感覚を味わわせてしまうことで、そのような人材ばかりが評価されやすい社会を作ってしまうきっかけにもなってしまいます。
次に書くことは正直個人の反省点であり、誰かが二の舞にならないようあえて例を挙げます。
あるとき職場に一番近かった私は、必要な時間だけ頼まれて出社し、必要なくなったら帰宅、また忙しくなったら呼ばれるという何とも職場にとって都合の良いような働き方をしていました。
自分でも『すごい使われ方』だと思ってはいたものの、『お給料は頂けるしそこまで負担ではないから』と引き受けてしまっていたのですが、その後に入社してくる新しい人にまでそれが求められるようになってしまったんですね。
さすがに見かねて「それは私が通勤距離が近いからできただけであって、他の人には厳しいと思います」と何度か言いましたが、一度その便利さを知ってしまうとなかなか抜け出せない人は実際にいるのです。
ある意味自己犠牲を払う人が評価されやすいことに加担してしまったと思うと、反省せざるを得ませんでした。
それとこれとは別問題なので本来そこで他人のことまで考える必要はありませんが、そういうこともあり得るという意味でも、都合の良い人になりすぎないように心がけてみましょう。
仕事に限らず恋愛や人間関係でも言えることです。
“都合よく動くことを良し”とする人もされる人も減っていけば、同時に自分を大切にし、生きづらさを抱える人が減っていくのではないかと思っています。
もっともっと、自分を大切にできる人が生きやすい世の中になればと思います。
そして私も生きやすい道を現在進行形で辿っています。
何の意志もなくこの世に生み落とされ、選ぶこともできずに生き続けることだけは決められて、どうせ生きなければならないのだから幸せになりましょう。
過去のことは変えられませんが、いつからでも自分をは変えられます。
向き合い方や記憶にこびりついたイメージだって変えられます。
大丈夫です。ゆっくり。自分を取り戻しましょう。