以前別の記事で『共依存』について書きました。
本日の内容は、「共依存ではないけれど、なんとなくいつも恋愛が上手くいかないなぁ。」という方にも何かのヒントになるかと思いますので、良ければぜひ最後までお読みください。
過去の私の恋愛や結婚生活は、愛ではなく『執着』という形で結ばれていました。
執着の恋愛をしている最中は、あまり自覚がないことが多いです。
そこから抜け出してようやく「あれは愛ではなかったのだな。」とわかるようになります。
自分を認めることができていないと・・・
いつも辛くて苦しい恋愛ばかりになってしまう人は、自分でも気がつかないうちに
『愛してほしい』=『相手を通して自分を愛したい』という欲望があり、
下記のような状態になってしまいやすいのですね。
・依存してしまう
・ひとりではダメになってしまう
・愛してほしいのに、思うように愛してもらえない。わかってもらえない。
・常に自分が追いかけたい
・「愛している」と実感できるような行動を意図的にする
現在は楽で自分らしく居られる、幸せな恋愛ができるようになった私が、過去のトラブル続きの恋愛を思い返してみて感じたこと。
それは、まず執着でない関係を手に入れるには自分を認めるところから始まるということ。
言葉で言うのはとても簡単ですが、実際にできるようになるには少しだけ時間がかかりました。
ですが次回以降アップする記事で具体的な方法を発信していきますので、ぜひそちらを参考になさってください。
即効性というよりかは、ジワジワと自然に変わっている自分に気づけるはずです☆
正直 “自分を認める”、“自分を好きになる”、“自分を愛する” なんて、最近では当たり前のように聞きますが、私はどういうことなのか分かりませんでした(笑)
今は楽に生きられるようになりましたが、結局はここが肝になってくることを実感しています。
そのことについても少しずつ共有していきますので、『また頭ごなしによくある言葉並べてるよ〜。』なんて思わずお付き合いいただけると嬉しいです。
もうひとつ、自分自身でも認めていない自分を好きになってもらうってどうですか?
この場合も『自分が認めていない自分を愛されている』ことになるので、相手の好意を素直に受け入れることができません。
俗に言う “幸せ恐怖症” との関連性もあります。
このことについてはまた後半で説明しますね。
理想の距離感
人間関係ではよく「距離感が大事」と言われますが、心が健やかでいられる恋愛をするためには、“それぞれが自分を確立する”ことが重要になってくると思っています。
『支える』『頼る』と『依存』は意味合いが違いますよね。
心地よい恋愛をするためには、お互いが自分を確立し、極端に言えばメンタル的に『相手がいなくても生きていける状態』であるということが前提なのではないでしょうか。
イメージで言うと・・・<2本の木の例>
①しっかりと根が生えた、幹がしっかりした木が2つ
→仲良く並んでいる。隣にいることで、より安定する。
風が強くても雨が降っても、一緒にがんばって立っていられる。
②片方がふにゃふにゃで柔らかく、もう片方に寄りかかっている状態
→ふにゃふにゃの方は、もう片方がいないと立っていられない。
寄りかかられている方には負担がかかり、次第にしんどくなって弱ってしまう。
③どちらも細く今にも折れそうで、互いにもたれかかっている状態
→なんとか風向きに合わせてお互いにバランスを取ろうとしているが、
無理が続いてどんどんねじれていく。
絡まって解けなくなり、苦しい状態が続く。最後には倒れてしまう。
普段の生活において分かりやすい、いわゆる健全なカップルや夫婦の特徴で言えば、
お互いにそれぞれ打ち込める何かや、気分転換の方法、趣味があるということ。
そのようなものががないことが悪いわけではありません。
しかし常に他人に喜ばせてもらおうとしたり、自己解決することが難しい人は(最近はよく「自分の機嫌は自分でとろう」なんて言われていますね😊)何か悩みや嫌なことがあったとき、ストレス発散の方法が暴飲やギャンブル、また対人になりやすく、隙間を埋めるために誰かや、一時の快楽に依存しようとする傾向があります。
今回は”相手への執着”をテーマに絞りますが、自己肯定感が低い人はそこを抜け出さない限り、相手は変われど同じように、何か問題がある人とくっつきたがる傾向があるようです。
実際に周りにこのような方がいませんか?
■メンタル状態が比較的良好な人と、依存しがちな人が一緒になった場合■
長く続かないか、長く続いていたとしても中身は問題を繰り返しボロボロのことが多いです。
自分軸がある側からすると:『理解できない』『疲れる』
依存する側からすると: 『余計虚しくなってくる』『理解してもらえない』
このような形になりやすいので、どちらも疲れてしまったり、一時的に向き合おうとしても時間が経つとまた理解し合えないまま、平行線がどんどん開いていってしまうこともあります。
これが原因で別れることになってしまったり、苦しくなって別の人を探そうとする人が出てくるのですね。
依存する側が相手を離さないように必死になる行動を繰り返し続けると、メンタルが健全だった相手も一緒に病んで共倒れになってしまったり、本当の意味での愛情を持てなくなっていくこともあります。
心の闇を抱えた者同士が引き寄せ合う理由
逆に他人に依存する者同士が一緒になった場合、すれ違いやトラブル、精神を消耗するようなことも多いのですが、お互いにとって『愛し愛されている感覚』になれるので、辛くてもそこに居続けてしまうのですね。
このとき2人は常に自己完結ではなく『他人に愛され、必要とされる』状態を求めています。
雑な表現になるかもしれませんが、傷の舐め合いのような状態です。
その根本は、自分で自分を認めることができていないから。
そしてどんどん、愛されることを要求することが止まらなくなるのです。
自分で自分を認められていない限り、その要求は終わることはありません。
そしてその本人も相手のことを『愛している』と思い込んでいます。
共感できるからこそ、「分かってあげられるのは自分しかいない。」と感じやすいのです。
しかしいつもどこか虚しく、心の隙間が埋まらない感じや空虚感があるのは、「決して埋まることがないもの」を追い求め続けてしまうからなんですね。
本人は苦しい。辛い。
でも離れられない。
いつまでも楽になれないのです。
ちまたでは、『自分を認める』『自分を愛する』『自己肯定感を高める』等散々言われていますが、そのような苦しい恋愛にもつながってくるので、やはり大切なのだと思います。
とはいえ渦中の当事者は気がつくことが非常に難しいです。
執着している相手と離れたら自分が終わると思っているので、抜け出そうとも思えないのですよね。
もちろん私自身もそうでしたし、当時は周りに何を言われようが聞き入れようとしませんでした。
いわゆるメンヘラの状態に酔いしれることで、なんとか自分を保っている人もいます。
私の場合はこじらせた結果事件にまで発展してしまい、ようやく自分に原因があったことに気づきましたが、どうしたら同じ状態の人たちが腑に落ち、楽になれるのだろうと考える毎日です。
そのためにも『自己肯定感』や『自分を認める』ということが出来るようになった方法を発信していきます。
自分を愛することができて、相手を愛することができる
さて話を戻しますが、執着ではなく本当の愛を手に入れるためには、やはり『自分を愛すること』が大前提です。
『自分を愛する』ことができて初めて、『他人を愛する』ことができるのではないかと思います。
過去の『依存』や『執着』で繋がっていた恋愛や結婚生活をしていた私は、その当時はそれが『愛』だと思っていました。
今思えば全て自分の何かを埋めるためだったように思います。
一見すると『愛情』に見えることも、自分の理想の押し付けになっていました。
『相手を通して自分は愛されているという感覚を得たい』という状態に近かった気がします。
そしてそこには無意識のうちに『見返りを求める』ということが生まれていました。
自分を認める感覚が身についてくると、他人の気持ちも考えられるようになります。
「わたしはOK」ができるようになると、「あなたもOK」になりやすいのですね。
また冒頭でも述べたように、自分自身でも認めていない自分を好きになってもらうのは、心のどこかで納得がいっていないはずです。
自己否定しているとき、『自分が認めていない自分を愛されている』ことになるので素直に受け入れることができません。
このことにより、「こんな私を・・・」と思ってしまうことも多く、相手が与えようとしているものを拒否したり捻くれてしまうこともあります。これは謙虚とは少しちがうのです。
自分が大切にしているものを同じように大切にしてくれると、嬉しいですよね☆
“自分で愛することができている自分”を好きでいてくれる人のことは、変に疑ったりせず素直に愛情を受け入れやすくなります。
そして相手にも押し付けがなくなってくるので、結果的に良好な関係が築きやすくなるのです。
ひとりでも楽しめるようになってみよう♪
私は「わたしはわたしでいい。」と思えるようになってから、私は現在のパートナーと一緒になりました。
そして何年経っても日々本当に愛されているなぁと心の底から実感していますが、『人からの愛』も『自分を愛する』ことができるようになってから、まっすぐ受け取れるようになりました。
最初の頃はパートナーにアプローチされても、まだ『自分を確立』している途中だった私は受け入れられませんでした。
もちろん過去の恋愛のトラウマもありましたが、徐々に『自分でいいのだ』と思えるようになってから初めて人生が楽しいと思え、正直おひとり様が最高に楽しかったです(笑)
あんなに依存的だった私が『相手なんて居なくても十分楽しいから、別にいいや。』と思っていたので、そのぐらいのほうが依存もしにくいですよね。
また、自分を確立したほうがモテます!その仕組みについては次回の記事でお話ししていきますね。
こんな経験がある人もいるかと思います。
『それまで声をかけられることがなかったのに、恋人ができた瞬間になぜかお誘いが増えたという人。』
これは、にじみ出る余裕やハッピーオーラに惹かれることがあるからです。
自分を確立できるようになったステップについては、下記の記事にて公開しています。
【更新後予定】
誰といるときの自分が好きか
私は一時『一生ひとりで生きていく』と決めていました。
自分を確立し、ひとりで人生を楽しんでいた数年。
いつか、ある人が言っていた
”誰といるときの自分が好きか”という言葉が心に残り、その数年後、どんな時でも『自分らしくいられる』人と共に、私は歩んでいくことになりました。
最初の頃は『こんな私のことを好きだなんておかしい』『一緒になったら迷惑だよな。可哀想。』と思うこともありました。
辛い経験や苦しい出来事が多く、それが普通になってしまっている人、また自分を愛せていなかったりすると、『幸せになることが怖い』という『幸せ恐怖症』というものに陥ることもあるのです。
人は変化を恐れます。
例えそれが良いことでも。
変化を恐れるのは本能として正常なことで、おかしくはありません。
大丈夫です。すべての人は幸せになっていいのです。
昔の自分は、常に追いかける恋愛が好きでした。
追いかけてばかりの恋愛で、結果的にいつも辛く苦しくなってしまう方も少なくないと思います。
しかし今となっては、追い求めなくても愛し愛されるようになり、とても生きやすくなりました。
すべては自分を許し、認められるようになってからです。
一緒にいて自分らしくいられるお相手にアプローチされている方がいらしたら、飛び込んでみても良いかもしれません。
刺激が少ない?何か物足りない?
自分が確立されていれば、そんなものは関係なくなってしまうでしょう。
相手に幸せにしてもらおうとするから、ややこしくなってしまうのです。
まずはひとりでも幸せでいられるようになる。それができてから愛を与えられるようになるのです。
ネガティブでも、周りと違っても、何をやってもうまくいかなくてもOKです。
まずはどんな自分も認めてあげてください。
辛いことの繰り返しばかりでも、抜けられない迷路のような道でも、笑顔の日々が必ず来ます。
関連記事も下記にまとめてみました。
「自分はアダルトチルドレンや共依存とは関係ないけれど、なんだかいつも同じパターンで上手くいかないなぁ。」という方にも参考になる内容かと思います。
お時間がありましたら是非お読みください。
私たちは幸せになっていいのです♡ それではまた。