お母さまの方々、お子さまだけでなくご自身のお洋服など買っていますか?
何か好きなものや好きなことを楽しんでいますか?
いつも子ども優先になっていて「お母さんはいいから」が口癖になっていませんか。
もしそれが本望で、何の我慢もなければ良いのですが・・・
全て自分を犠牲にしている自覚があるのなら少しだけで良いから、自分のために何かをしてください。
と、赤ちゃんの頃からの記憶があるわたくしが伝えたがっております👶
我慢のしすぎは子どもに伝わる
最近は時代や環境の変化で、親が自分のために何かをしないという光景は昔よりは見なくなりました。
昔はファストファッションもあまりなく、お洋服も安いものではなかったこと、長く使える品質だったこともあり親は自分の分は滅多に買いませんでした。
うちの親も私が成人するまでに買った洋服は5着もありません。
着ている服が古くていつも恥ずかしかったです(笑)
自分のことで嬉しそうな表情は一度も見たことがありません。
何か誘っても「お母さんはいい。」と断られます。
そんな母親を見ていたので、何か買ってくれようとしても親戚がお小遣いをくれようとしても、遊びに誘われてもいつも「ううん、いらない。」「ううん、行かない。」と言う可愛くない子どもでした。
母が見兼ねて1年に数回でも服を買ってくれると、父は「お前ばかり」と嫌味を言いました。
自分が満たされていなかったからです。
(母は当時は珍しかった高齢出産で、時代的な常識も特に違っていたため
親のための行動をする=”ダメな親”という感覚の持ち主でした。)
自分に厳しく真面目な方にも多い気がします。
このような親に育てられてきたためか、子どもを持つ母親が好きなことをしていたり楽しんでいる姿や、携帯を触っているのを見るだけで私も昔はモヤモヤしていたんですね。
別にそうするように言われたことは一度もありません。
しかし子どもは親を見ていますし、自分の育った環境しか知らないので子育てをすることになったとき、自分がされたようにすることがよくあります。
『母親とは自分のことに時間やお金を使ってはいけないのだ』と小さな頃から感覚として備わっていましたし、『子どもができたら自分のことは全て捨てなければならない』と思い込んできました。
子どもに余計なことを考えさせてしまう
私はいつも自分を後回しにしている母親を見ては、憤りなのか悲しみなのかわからない、何か府に落ちない感情を抱いていました。
『自分のせいで母親は我慢している』と感じてしまうと同時に『申し訳ない』と思い、素直な喜びの気持ちなどを閉じ込めるようになっていきました。
中には『自分のせいで親が大変そうだ、いない方が良いのかも・・・。』と捉えてしまう子どもも実際にいます。
親が子どものために大好きな仕事を辞めようとした時に、「僕(わたし)のために辞めるのは嫌だ。」と泣く子もいます。
何もわかっていなさそうな子どもでも、意外と色々感じ取っているんですね。
親が楽しめば子どもも楽しめる
現在周りを見てみると子どもを持つ母親でも、家計や時間をやりくりしつつも好きなものを買ったり、おしゃれをしたり、好きなドラマを見たりしている人が沢山います。
ん?
むしろそういう人の方が圧倒的に多いけど、子どもも楽しそうにしているなぁ。
どういうこと??
はい。私が恐らくそのような親に育てられていたのが原因です。
今でも母は、子どもがいる人が友達と会ったりお買い物をしたり、遊んでいる様子を見ていると批判しますが、時代的な背景もある「親としてありえない」感覚と「自分はできなかったのに」という嫉妬もあるのでしょう。
親がいつも暗い表情でため息ばかりでは、子どもも素直に何かを楽しめなくなります。
そして『親が何かを楽しむ=悪』というスタンスで子育てをすると、子どももそうなる傾向にあります。
子どもが好きなことを楽しみ、自分らしく幸せでいてほしいと願うのであれば
まず母親である前に、ひとりの人としてご自身の楽しみも感じていただきたいと思います。
自己犠牲を払ってばかりいると言葉にしなくても、子どもに伝わります。
子どもはいつも、ママ・お母さんのどんな表情も敏感に察知します。
自分は特にHSPなので人より強かったかもしれません。
子ども優先になるのは尊いことですし、ほとんどのお母さまはそうでしょう。
もちろん子どもの年齢によっては、自分の食事やお風呂が後回しになってしまうこともあるのでそのような時期は仕方ないかもしれませんが、同じように思い込みで
『親が楽しむのは悪』と言い聞かせているのであれば、それは違うということに気付いていただけたらと思います。
私も年齢的に子どもがいる友人の方が多く、もちろん皆んな子ども第一!なのは伝わってきますが、それぞれ仕事を楽しんだり、好きなインテリアやコスメの話をしたり、ちゃんと”自分の好き”も日常に取り入れていますよ。
私もいつかもう一度子どもを授かることができたら、いつも自分の心を満たしたうえで向き合いたいなぁと思っています。
お母さん、いつもお疲れさまです。
たまには自分のことに時間を使ってくださいね。
子どもは母親の笑顔が大好きです🌼