こんにちは。
副業を始める人が多い今、本職の傍らハンドメイド作品を販売したり、何かビジネスを始めてみたいと考える人も増えているのではないでしょうか。
実はわたし、ちょこっと歌手として活動していたのですが、自信のなさを理由に、集客やお客さまからお金をいただいてライブをすることを本当に苦痛に感じていました。
その自信のなさというのは、歌やライブのクオリティではなく自分自身に対してです。
たまたまどこかで歌った時にチップをいただいても、『こんなわたしに申し訳ない。』という気持ちが最初に来てしまい、素直に受け取ることができずお返ししようとしたり周りの人にあげてしまうこともありました。
子どもの頃から親が何か買ってくれると言っても、自己肯定感の低さなのかひねくれた責任感からか、いつも「いらない。」という子でした。
親戚からお年玉をもらっても喜ばず、怒らせてしまったこともあります。
可愛くない扱いづらい子どもでしたね(笑)
内容は違えど、受け取るのが苦手な方はいるのでないでしょうか。
そしてそのような方は甘えるのも苦手なように思います。
会社員時代も営業が大の苦手でしたが、ある行動をきっかけに苦手さが少しずつ減ってきました。
今日はその行動についてご紹介したいと思います。
まずは気持ちよく与える側になってみましょう
買い物をするとき、心から感謝の気持ちを持ってお金を払う。
私たちが何かを買う理由は、必要なものだったり嬉しい気持ちになったりするから買うんですよね。目に見える物でなくても、何かのサービスやエンターテイメントも同じです。
そんな時に『幸せをありがとう。』『これができるまでに色々な過程があっただろうな。』『必要なものを手に入れさせてくれてありがとう。』『自分の元に届けてくれてありがとう。』など、ポジティブな気持ちでお金を払ってみることで、何かを受け取る時のイメージが少しずつ変わってきます。また、お店で店員さんに声をかけられるのが苦手な方も多いと思いますが、意外と有益な情報を教えてくださることもあるので(人によりますが)『出会えてよかった。』と思えるようになると“営業”をする側もされる側も、苦手意識が緩和されるのではないかと思います。
自分にとって必要なサービスや商品って、世の中全ての人が欲しいと思っているわけではないですよね。
自分が欲しいから買う。それだけなんです。
みんながみんな同じ状況や生活、価値観でもないので当然のことであり、相手がもし自分に何かを与えようとしたり、自分がしたことに感謝してくれるなら、それはその人にとってそう思えたからするだけなのです。
誰かに何かをあげたり、自分にとっては価値を感じられたお礼として何かをする時に、わざわざ「いやいや、こんな私にくれるなんておかしいですよね。」なんて言われないですよね。
自分が普段お金を払うときのように、その人がそうしたいからそうした。それでいいんです。
そしてこのお金を払う時に感謝の気持ちを持つことは、お金に対して汚いイメージを持っている人にも効果があるようです。
プレゼントをあげてみよう。何かをして差しあげよう。
また、ポジティブな気持ちで誰かにプレゼントをあげると、それをする側の気持ちもわかるようになります。何か相手が喜ぶことをしてみるのもいいですね。こんなこと日常的にやってるわと思うかもしれませんが、大切なことは今までよりも少しいい気分で行うことです。
わたしが子どもの頃お年玉を拒否して怒られたこと、今なら相手の気持ちがわかりますが、こちらが相手を思ってあげたプレゼントは気持ちよく受け取ってくれるほうが当然嬉しいものです。
プレゼントにどんな意図があるかは様々かと思いますが、日頃の感謝の気持ちを伝えるため、お祝いのためなど、良い気持ちであげて素直に受け取っていただく。
当たり前のことかもしれませんが、楽しい気持ちで能動的にやる側の立場になることで相手の喜んでくれた時の反応も分かりやすくなり、受け取る側の心持ちやあるべき態度(“〜〜べき”と使うのは好きじゃないですが;)が、よりわかるようになりました。
甘えることに対してもそうです。
なんでもかんでも自分で完結したり、人に頼ることはダメだと思っている人。
こちらに関しては、実際人にお願いしてみたり甘えてみることで人間関係が良くなることまでありました。
わかりやすい例で言えば、元々全部1人でやろうとしていた私は、いつも重いものを自力でどうにか運ぼうとしていたのですが、男性に頼んでいる別の女性に「あなたもお願いしちゃいなよ。」と言われて勇気を出してやってみたところ快く引き受けてくださり、その後もお願いした時ももちろん、自ら声をかけてお手伝いしてくれるようになったり、会話も増えるきっかけになりました。
そしてこれは1人だけではなく大抵の方がそうでしたので、『人に頼ってはいけない。』と勝手に思い込んでいただけだと気づかされました。
甘えてはいけないと思いグセも、甘えることで返ってくる反応を感じることを繰り返すことで、甘え上手になれたり、何かをしてもらうことを受け取るのが苦痛に感じなくなってくるのではないでしょうか。
まずは自分からやってみることで、少しずつ感覚が変化していくと思います。
ちなみに『甘えてはいけない』と思っている人の『甘えてしまった』と思うレベルの甘え度はめちゃくちゃ低いはずです。いつの間にか「すいません。」が口癖になっているような・・・。
それができている人に話をきいてみよう
何かを販売してみたい、サービスを提供してみたいけどノウハウではなく自分自身の自信のなさから不安に感じている人は、やはりその分野の先行者(ビジネスをしている人や価値を提供している人)と話すのもおすすめです。話すことができなくても、ブログ等で発信している方も多くいるので記事を参考にしてみるのも良いかと思います。機会があれば自分が自信がない部分について尋ねてみると、新たな視点や考え方を得られるでしょう。
起業したい人、何かビジネスを始めたい人、経営をしてみたい人は経験者の話を聴くなんて当然のような話かもしれませんが、わたし自身がやはり自分の弱みとしている点について訊くことで大きな気づきを得ました。
経営者や起業家とは縁遠いと思っている方々の中に『自分とは次元が違う。』『そんなスキルなんてない。』と思っていたり、『ちょっと変わった人でないとできない。』『金儲けは悪だ。』と考える人もいるかと思います。周りからそう聞くこともあるかもしれません。
しかし実際にそのような人と話してみると、そんな人ばかりではありませんでした。
もちろんビジネスなのでお金はつきものですが、本当に心からお客さまに喜んでほしくて頑張っている人が沢山いることを知りましたし、自分に自信なんかない人も多くいらっしゃいました。
ネガティブさに悩みながらもより良い社会を作りたいという一心で、経営をしていらっしゃる方にも出会いました。
自信が無くてもずーっと第一線で活躍されている方もたくさんいます。
意外と私たちと一緒だったりするんですよね。
そんな方達にお話を聴いてみれば、自分にできることやどうすればいいかなど、何かヒントをいただけるかもしれません。
わたしも以前までは『普通の感覚の人では起業家になんてなれない。』『経営者なんてみんな悪。』と失礼なことを思っていましたが、『仕事は誰かを幸せにする』、『誰かの夢を叶えている』と思えるようになりイメージが変わりました。
ビジネスにおいては相手がいる以上、価値を判断するのは相手です。
それは自信がなかった自分が、やりたいことがあるけどこんな私がやっちゃダメでしょと思っていた時、お金なんていらないと思って私が活動していた時、予想以上に応援してくださる方がいて悩んだ時(変な悩みだけど自信がないとこうなります。笑)に考え方を変えられるようになったきっかけになりました。
あなたが欲しいものを買う時と同じように。あなたが何かを楽しむのと同じように。
今日のまとめ:与える側のポジティブな気持ちを感じてみよう
相手がそんなつもりがなくても『この人に助けられた。』『この人のおかげで』と思えた経験はありませんか?あなたの何気ない言葉や行動に救われている人がきっとどこかにいます。
P.S. お金を払うときに感謝の気持ちを持っていると、良いエネルギーの循環ができお金持ちになれるって聞いたことがあります。私がお金持ちになれたかは謎ですが、そういえば『お金は汚くて悪』と思っていた考えはどこかに消えていますね☻💭