「感謝は大切」だけど、気持ちをごまかすための無理な感謝の危険性

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メンタル・マインド・カラダのお話

こんにちは。

GWいかがでしたでしょうか。

マスク着用が個人の判断になったりとコロナ対策が緩和されたこともあり、今年は何年ぶりかの旅行を楽しまれた方も多いかと思います。

個人的には人混みが苦手なこともあり、GW期間中はあえてどこにも行かずお仕事連勤させてもらっていました。

旅行は少し時期の外れた頃に楽しみたいと思います♪

さて今日は『なにごとにも感謝』論からは反対の内容になるかもしれませんが、決して反論しているわけではなく、生きやすくなるための少し違う角度からのお話をしてみようと思います。

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自分の気持ちをごまかすための感謝はしない

よく「何事にも感謝しなさい」とか「感謝は大事ですよ」って言われますよね。

確かに感謝をするのは良いことだと思いますが、自分自身が幸せに生きられるようになってから気がついたことがあります。

辛く苦しい渦中にいる時は、現状を変えたくて色々前向きに捉えようとしていました。

しかし過去の自分にも言いたい!笑

自分の気持ちをごまかすための無理にする感謝は、ちがいます。

今の私は日常でのあらゆることに『感謝しよう』と思っているのではなく、心から自然と湧きあがってくるんですね。

「良いところ」を無理やり見つけようとするのも何だか違うと感じます。

後半で詳しく書きますが、思ってもいないのに無理矢理感謝していると、自分の本当の気持ちに気づかず泥沼の中で、もがくだけの状態が続いてしまうことがあるのです。

例えば風邪をひいた時や病気になった時、健康の大切さを実感した方もたくさんいらっしゃると思います。

暗黒の時代、ようやく外に出られるようになり仕事もできるようになった頃
・外の風に触れられること
・通勤途中のの風景
・職場までの交通機関があること
・働かせてもらえる場所があること
・一緒にお仕事をしてくれる仲間がいること
・「おはよう」「おつかれさま」を言い合える人たちがいること
・仕事が終わって帰る場所があること
・ゆっくりできるお風呂
・身体を休めることのできるベッド   etc…

数えたらキリがないですが、全てにおいて心の底からジワーっとフツフツと、
『ほんっっととにありがたいなぁ。幸せだな〜』という気持ちが湧きあがってきていました。

何年も経った今でもこの感覚は変わっておらず、『感謝の気持ち』と『幸せ』がどちらが先かはわかりませんがほとんどセットのような感じでジワジワ私を包み込むのです。

感謝は自然に感じるもので、そんなこと思ってもいないのに意に反して感じてみようとすると、本心とズレが起きてしまうのですね。

気づいているのに無理をし続け起こること

それではタイトルの“無理矢理する感謝が危険”だと思う理由について、実体験と他人のお話を含め説明していきます。

私自身がドン底の人生真っ只中にいたとき、その状況に耐えるため
「これだけボロボロでも、雨風しのげる家があるだけ、有り難いんだ」
「世界のもっともっと貧しいところに比べればきっとマシなんだ。感謝しなきゃ。」
と自分を励ますように言い聞かせ

『感謝しなきゃ。』と思ってもいない感謝をしようとしていました。

“引き寄せ”に関する書籍を読み『感謝をしていれば必ずうまくいく』ということを信じたかったのです。

しかし何も変わらないどころか自体は悪化していくばかりでした。
※引き寄せを否定するわけではなく、根本の捉え方が当時は違っていました。

確かに感謝をすることはすごく大切だと思いますが、その時の状況のベースが不適切だった場合、意味がありません。

具体例で挙げると

・ギャンブルやアルコール依存症、繰り返す不倫、DVで悩んではいるけど、依存や執着により離れられない
⇨ダメだとわかってはいても離れられないので、一緒にいる理由を見つけようとする
 (ex. 『良い所もある』『こんな風じゃない時もある』『それでもお金は稼いでくれる』『それでも優しくしてくれる』『実は繊細で弱い人だから支えてあげられるのは私だけ』etc…)

・ブラック企業で心身ともにボロボロになり休職や入院を何年も繰り返し、周りからどれだけ転職を勧められても本人は我慢してその会社に居続けようとする
⇨続けること・耐え抜くことを美徳としていたり、未来への不安からそこに留まろうとする
 (ex.『福利厚生が充実しているからもったいない』『交通費が出るからありがたい』etc…)

・うつ病になり職場復帰困難になってしまう
 ⇨その人の口癖は「本当に嫌だけど今いる所を良しとするしかない。全てにありがたいと思うべし。」

そして仕事においてそのようになってしまいやすい人の共通点として、断固として転職をせず他の職場を経験していないことが多くあります。お仕事において「合う」「合わない」は正直あるので、固執するのはやめましょう。

本当は違うと気づいているのに
『無理やり恵まれているところを探してそこに居続けようとする』こと
結果的に自分をいじめることになってしまいます。

過去の私自身も含め、目を反らそうとしたりその場しのぎを続ける方も多いと思いますが、間違っているものは間違っているし、合わないものは合わないのです。

それでも無理やり良い所を見つけようとしたり、感謝をしようとして
・どんどんドロ沼にはまっていく人
・もっともっとボロボロになっていく人
・改善の可能性は極めて低いのに信じたがっている人
を何人も見てきました。

確かに生きていればうまくいかないことや不満ももちろんあるので、良い部分・有り難い部分に目を向けることも大事です。

しかしまずはその状況と本心を一度受け入れ認めたほうが、遥かに楽に生きられるようになります。

執着していること、今までありがとう。さようなら。

執着を手放したことがある方には大いに納得していただけると思いますが、最初は本当にすごく怖いけど勇気を出して手放したら、意外とどうってことないんですよ🍀

執着はある意味自己防衛で、自分を守ろうとしてくれていたかもしれません。

思いよろいのような物で、安心材料にはなるけれど自由にうまく動けません。

今まで自分を守ろうとしてくれてたその執着を外してみるのは怖いと思いますが、必要なものは必要なタイミングでやってきます!大丈夫です。

そして感謝は無理やりするものではありません。

もし無理に『感謝しなきゃ!』と思わずにはいられない状況の方は、ほんの少しだけでいいから
立ち止まってみてほしいのです。

感謝は心から自然に湧きあがってくるものです。

以前も下記の記事にて自分の感情を無視し続けないでと発信していますが、これ以上見て見ぬふりをするのはやめてあげましょう。

本当の気持ちからズレた行動を続けていくと、どこかで壊れてしまいます。

時には自分の心の声に耳を傾けてあげてください。

あなたの幸せを心から願っています。

いつか本物の笑顔に会えますように・・・

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